■nothing
いつから此処に立っていて
誰のために歌っていて
てを伸ばせば届きそうで
逃げてくものを見ていた
誰かが僕に近付いて
耳元で叫んでいて
ふりほどく ことができないまま
僕は此処に立っていた
めがまわる 程の めまぐるしい世で生きる 僕の 夢や希望は 笑われ続けて
失ったものが 大きすぎるから 輪郭さえも見失った
いつから君は涙流してた?
僕は足早に君を通りすぎて
助けて 言葉 気付かないまま
頬濡らす君を突き飛ばした
抱きしめるはずの腕は何処?
倒れた君を救うのは別の誰か
彷徨い続ける僕を救うのは誰だ
居なくなればいい
誰も居なくなればいい
2006/10/24 (C)夏川宙